2012年1月1日
デザインでVISIONを可視化する
この言葉をこれからの根本的なテーマにしようと思う。あらゆる物事を共有できるように可視化することはグラフィックデザイナーの職能。その対象をVISIONとしたい。理想像、未来像、先見の明、見通し、有様、想像、幻、夢、魅力などあらゆる意訳があるだろうがどれでも構わない。
僕がこれまで仕事をしてきた中で「何をデザインするか」ではなく「何が必要なのか」を考えることから着手することが多い。対象のVISIONを僕自身が知ることから始まり、それを伝えるために必要な方法を構想していく。それを整理して可視化することで立ち現れるのは「共感」ではないかと思う。デザイナーはその「共感」を生み出す仕組みを依頼主や協働者と共に考え、目に見えるカタチに展開する。
僕は、地域・企業・商品あるいは誰かのVISIONを目利きし、それを「共感」できるようにする仕事をしたいと思っている。グラフィックデザインを通して、ちゃんと魅力を伝え、良いモノを良いと言いたい。