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KOZAKIKAKU

WORKS これまでの仕事

極上豚肉「桃茶豚」のブランディングデザイン

「桃茶豚」は、農林水産省の6次産業化法1号認定事業として誕生した豚肉で、年間農場出荷約1万頭の中から厳選された約2%の極上豚肉です。ブランドロゴ、リーフレット、ポスター、ラベル、WEBサイトをトータルで監修し、この豚肉のポテンシャルを顕在化させるためのデザインを手がけました。依頼主と共に多々ある特徴を4つに集約することからブランド価値を探り、養豚の歴史も踏まえたコンセプトでデザインを行いました。

紋章(エンブレム)に込められた想い

ロゴマークは、西洋文化に由来する紋章(エンブレム)をモチーフにしています。高価な銘柄だけに「特別な日の幸せを演出する食材」であってほしいという代表者の想いをカラーリングや紋章の中のパーツごとに込めています。

カラーリング

新しく生まれた商品のため、初めて桃茶豚に出会っても高級豚肉であることが伝わるようカラーリングは金(ゴールド)を選びました。パンフレットは金インク(DIC620)で印刷し、その印刷面は光の具合で見え方が変わる光沢が上質な商品であることを演出しています。 また、WEBサイトでは金(ゴールド)を再現できないので、意図的に光沢のグラデーションをかけています。

WEBサイト

WEBサイトは、桃茶豚のイメージ構築を心がけページ構成はシンプルなものにしています。このサイトから桃茶豚のあらゆる商品注文も可能。協働者の唯木さんや平島さんにページの表示の切り替わりの演出や表示方法などでアイデアをいただき実装しています。依頼者側で一部情報を更新できるよう制作しました。

リーフレット

リーフレットは、桃茶豚の魅力を端的にコンパクトに紹介できるよう巻き三つ折り仕様としました。当初依頼主からはA4見開きでのオーダーでしたが、この仕様にすることで営業ツールとしてのみならず配送する商品にも同梱が可能になり、購入者が桃茶豚を味わいながら特徴も確認できるようにと提案しました。

ポスター

ポスターは桃茶豚のロース肉の写真をA1サイズ一杯に配置した迫力のあるビジュアルを心がけました。依頼主が商談会を控えていた経緯もあり、会場での注意喚起を目的に作成しています。

開港後の横浜から広がった養豚の歴史

日本における養豚の始まりは「ペリーの黒船と共にやって来た」といわれています。横浜港の開港にともなって、外国人に提供する豚肉の生産が始まりました。その後、都市横浜が巨大化していくと共に、神奈川県央地区へと養豚の機能は移っていきます。丹沢厚木ではその後、品種改良や海外からの養豚技術も積極的に取り入れる等、日本でも有数の養豚の歴史を誇る地域となります。「桃茶豚」はその集大成です。デザインはそんなルーツを踏まえ、開国と同時に欧米文化が流れ込んだ時代感を意識しています。

漢文調のコピー

桃茶豚をここまでの品質に作り上げたという「自信」や「威厳」を表現するために、漢文調で特徴を述べたコピーを作成しました。丹沢厚木の先人達が、その味に太鼓判を押しているようなイメージを演出したいと思ったからです。

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